Interview
社員インタビュー
加藤 幸紀・加工部
三角関数はしょっちゅう使う!
試行錯誤の連続が楽しい
1996年入社
机の中には、今でも高校時代の数学の教科書
高校を卒業した時、もう二度と使わないだろうと思っていた三角関数なんですが、今、ものすごく使ってるんですよ。
うちは毎回オーダーメイドの一品物を作るため、パーツひとつひとつが特殊なこともあり、数値を入れる時に色々と計算する必要があるんです。そこで削り出しの曲線を計算するには三角関数とは切っても切れない関係なんです。
三角関数に限らず、「普通に暮らしていくなら縁がないだろう」と思っていたものが仕事に役立つことも多く、「あのとき勉強したものは無駄じゃなかったんだなあ」とモノづくりを通して再発見して楽しくなることも多いですね。
自分が作ったものが世の中にどう繋がっているかを知る、モノづくりの楽しみ
アジャストとの出会いは、自分で求人を見つけ出して応募したのがきっかけでした。もともと工業系の高校を卒業して、専門学校では当時流行り始めたCADを学んだんですが、やはり自分の手で物を作り上げていくことが好きだったので。当時も若手が少なかったので、ほぼその場で「君面白いね」と先々代の社長に言われて採用が決まりました。
以来、図面とパーツから立体を作り上げていく楽しみだけでなく、それが最終的に世の中のなにに繋がっているのかを知る、モノづくりの楽しさの真髄と二人三脚で仕事をしています。設計から製造までを一貫しているアジャストは、モノづくりのすべてが見通せる良さがあります。
形になっていく楽しさと難しさ
設計図面から組み上げていくとき、なによりも精度を一番大事にしています。
最終的に形になったとき、ほんの少しの妥協が、全体に大きな影響を与えることになるんです。一点物なので、ひとつずつ丁寧に図面を見ながら、時に試行錯誤を重ねて組み上げていきます。作ったものが形になることは非常に楽しいのですが、同時に間違えば大きな損害と遅延になるので作業中は緊張しっぱなしです。
安全を最優先に、コツコツと丁寧に。そうやって作り上げたシステムが、世の中に出てどうなっていくのか。楽しさと同時に難しさ、厳しさがあり、22年経ちますが今でも日々新しい発見と出会います。
元気な若手に来て欲しい
みんな和気藹々ですが、やっぱり活気が出る若い人がいて欲しいなという気持ちはあります。
自分が卒業と同時にモノづくりを目指してアジャストのドアを叩いたように、なにかを作ってみたいと思ったらまずは深く考えずに挑戦してみて欲しいですね。
街の中には、作り手でないと見えない風景があります。是非一緒に見ましょう。